二つのアルプスに抱かれた、南信州の伊那谷、松川町。ここは天竜川の東西に広がる河岸段丘の町で、西側の山裾には果樹園が広がり、水はけのよい地形と日当たりの良さで果樹栽培に適した土地と言われている。松川町は約100年前から果樹栽培が始まり、脈々と受け継がれる技術でさまざまな美味しいくだものが栽培されている。
果物栽培が盛んな松川町であるが、近年りんごを使った発泡酒のシードルが盛り上がりをみせており、各農園でオリジナルのシードルを醸造したり、ワイナリーが続々と誕生している。
「まし野ワイナリー」はそんな松川町のシードル文化の先駆けともいえる醸造所である。 |