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この記事は2023年秋号です

まつたけ小屋 梅松苑
まつたけ小屋 梅松苑

まつたけ小屋 梅松苑

〒399-3302 長野県下伊那郡松川町生田6009
TEL:0265-36-7100 FAX:0265-36-7102


まつたけ小屋 梅松苑

松川町遠景・生田側より望む(松川町)

 中央アルプスと南アルプスにいだかれた日本で一番大きい谷と言われている伊那谷。その伊那谷のちょうど真ん中あたりに位置する松川町は、天竜川を挟んで東西に広がる町です。中央アルプスのある西側は河岸段丘の土地を利用した果樹栽培が盛ん。約100年前から始まった果樹栽培は現在もしっかりと受け継がれ、日々美味しい果物が栽培されています。
 また、松川町の東側には工業団地と水田地帯があり、傾斜地では、水稲、畜産、小梅の栽培などが行われています。生田地区の山あいに位置する「まつたけ小屋 梅松苑」は、その名の通り、“松茸”で地域を盛り上げるアウトドア施設。キャンプ場で採りたての松茸を味わえるのが珍しいと話題です。


 南信州の松川町生田地区の山あいにある「まつたけ小屋 梅松苑」は、四季ごとに信州ならではの自然を満喫できるアウトドア施設。人工的ではなく、ありのままの自然であること、空気が美味しいこと、星がとても綺麗なことがなにより魅力。春は桜や山菜。夏は野外でのBBQや川魚の掴み取り体験に流しそうめん。秋は松茸や雑きのこ。冬はジビエ料理(イノシシやシカの肉を使った料理)に天体観測と、四季折々にさまざまな体験ができる。

 

 梅松苑のキャンプサイトは、ぐるっと森に囲まれ広々としているので、テントを張っての野外キャンプや車を横付けしてのオートキャンプも可能。キャンプギアレンタルが豊富に揃っており、炊事場・トイレ・シャワー棟などが完備。最近ではファミリーキャンプだけでなく、ソロキャンパーの利用も増えてきている。また、テント内で使用できる薪ストーブの普及や、虫が少ないことから冬のキャンプを楽しむ人も増えている。

 

 キャンプ初心者には、面倒なテントなどの設営、撤収が不要で楽しめる、プチグランピング「ドームテント」がオススメ。直径約5mのドームテント内にダブルベッドや椅子、テーブル、エアコンなどが設置されている。天井が透明になっているので、ドーム内で寝転びながら満天の星空を見ることができるのが魅力。

 「ここは、周りに灯りが一切ないので、とても綺麗な星空を鑑賞することができます」とオーナーの松下武史さん(54)。

 

 食事は希望があれば提供もしているが、基本は自炊型。自分たちのペースでのんびり過ごしリフレッシュする方が多い。ドームテント利用者にボードゲームの無料貸し出しもしている。

 そのほか、一年を通して宿泊できる古民家風コテージは、ダイニングキッチン 、風呂、トイレなどを完備していて、自宅のようにくつろぐことができる。また、ペットOKのコテージもある。

 今年度中には、敷地内にサウナの設置も予定している。

 

 ランチは、松下さんが毎朝1日分だけ打つという、こだわりの手打ちそばが評判。地元産のそば粉を使い、生田の湧水で丁寧に打つ二八蕎麦。塩は大鹿村の山塩を使用。そばと共に味わう天ぷらは四季折々の山菜や夏野菜、きのこなど地元の味覚が盛りだくさん。事前の予約がおすすめ。

 

 梅松苑では、同じ松川町にあるアウトドアブランド「FUTURE FOX(フューチャーフォックス)」のエアーマット、コット、焚き火台を無料で貸し出しており、手ぶらで来てもだいたいのものはレンタルで揃えることができる。また、管理棟にある「FOX HOUSE」ではFUTURE FOX製品の展示、販売もおこなっている。おしゃれで機能性が高い商品を「見て、触って、体験できる」初実店舗として、同ブランドのファンも訪れる。

 

 地域の人々に愛され守られてきた生田エリアの里山は、秋になると豊かな「松茸山」に様変わり。梅松苑は、採れたての松茸を自分で調理して味わえる珍しいキャンプ場。松下さん所有の松茸山で採れる「生田松茸」は最高級の天然物。

 「香りがいい、味もいいし、歯ごたえもいい。この松茸を食べると、他のを食べられないっていうくらい本当に違うんです」と松下さん。

 あまりの美味しさから、リピーターも多いという。松下さん自ら自山で収穫するので、いいものを格安で提供できるのが強み。9月中旬から採れ始め、最盛期は10月初旬。

 

 「小さい頃から父親によく山に連れて行ってもらい雑きのこを採っていましたね。松茸採りも大好きで、毎日のように登ります。これからも名物の生田松茸を味わっていただくために、この松茸山をきちんと守り続けたいと思っています」。

 松茸が安定して育つ環境を維持するためには、下草を刈ったり、余分な落ち葉を集めたりといった手入れが必要。その手入れにも適度な加減が必要なのだという。
 

 アウトドアが好きで、キャンプサイトを経営するのが夢だった松下さん。梅松苑の代表として生田エリアの里山を中心に活動し、地域活性化を目指し、全力で取り組んでいる。

 


まつたけ小屋 梅松苑

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