
角口酒造店からの眺め
右側に見えるのは戸狩温泉スキー場(飯山市) |
信州の北端にあり、新潟と県境を隔てている飯山市。南北にゆるやかに流れる千曲川や田園ののどかな風景が広がる。平成27年に北陸新幹線飯山駅が誕生し、北信州の玄関口としてアクセスがしやすくなった。
ここ飯山市にある角口酒造店は明治2年に創業し、まもなく150年になる信州最北端の蔵元。今年、日本酒業界最大のコンテストとして位置づけられている全国新酒鑑評会で2年ぶりとなる最優秀の金賞を受賞した。北の夜空に光輝く北斗七星より命名された「北光正宗」は雪国飯山の澄んだ空気のような、キリッとした辛口の味わい。食事に合う飲み飽きしない地酒は地元の人に支持され続けている。
村松裕也さん(33歳)は角口酒造店の若き経営者杜氏。酒造りの親方として、老舗蔵元の伝統を守りながら日々挑戦を続けている。 |