
直虎・直親(亀之丞)ゆかりの寺「松源寺」の鐘楼。
この柿すだれは、松源寺の秋の風物詩。 |
市田柿の故郷、伊那谷は、長野県の中心にある諏訪湖を源とする天竜川を挟み、中央アルプスと南アルプスに囲まれた、全国的にも有名な河岸段丘の谷あいの地域。この地域は温和な気候に恵まれており、収穫出来る農産物は稲作を始めとして、果樹、野菜、花卉(かき)など数多く、まるで桃源郷のようなところ。
高森町は長野県を代表する地域ブランド「市田柿」の発祥の地。市田柿というのは現在の下伊那郡高森町の市田地域で栽培されていたことから名前のついた渋柿の品種名。その栽培の歴史は500年以上といわれ、これを干し柿にしたものも「市田柿」と呼ぶ。今回は、ここ高森町で「市田柿」や野菜・果物を使った加工品の開発に力を入れている天竜産業の原八州彦さんにお話を伺った。 |