長野県の南部、中央アルプスと南アルプスに囲まれ、天竜川がその間と流れる信州伊那谷。高森町は伊那谷の南部、天竜川の西側に位置する。温暖、湿潤な気候と標高差のある地形など恵まれた条件のもと、梨やりんご、ぶどう、柿などの果樹栽培がさかん。また南信州の特産品である上品な甘さの干し柿「市田柿」が有名。
ここ高森町に酪農家が集まって設立した工場「信州市田酪農」がある。南信州産の生乳を使った、ヨーグルトや牛乳を生産販売している。地元産にこだわり、手間ひまかけてつくるヨーグルトや牛乳は、遠く北海道や沖縄など全国からの注文が入るという。平成7年に信州市田酪農立ち上げ時に農協の担当者であり、現在は信州市田酪農の参事である富永渡さんにお話をうかがった。
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